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元パチンコ店員のおもひで

パチンコ業界での体験談がメインです

生活保護なのにパチンコを打つのは、今すぐやめてほしい

パチンコ業界

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(※この記事は2016年11月27日に更新しました)

みなさんこんにちは。
元パチンコ店員のYoshikiです。

◆目次◆

生活保護とパチンコ

大分県が行っていた、パチンコを打つ生活保護者への支給を一部停止する施策。
国や県からの要望を受けて中止をしてしまいましたが、それについて異論が巻き起こっていますね。

「生活保護者がパチンコを打つことに対して、異を唱える人」
というのは、おそらく

「パチンコは実態が"ギャンブル"であり、それにお金を使うというのは"最低限度の生活"の範囲を超えている。つまりは"浪費"であり、税金で生活している生活保護者がするべきではない!」

ということが言いたいのだと思います。

それに対して国が「支給停止をやめろ」と大分県に命じたのは、おそらく

「パチンコは建前上"レジャー"であり、娯楽である。一時の娯楽に興じているだけで、支給が停止させられるのはおかしい」

という理由からだったのではないかと、僕は解釈しています。

僕は元パチンコ店の社員だったのですが、生活保護でパチンコを打つのはやめさせるべきだと思っていますよ。
なので、今回の国の判断は「甘すぎる」と思います。

店員をしながら、僕もパチンコ・パチスロにハマっていた時期がありました。
もちろん負け額の方が多く、生活に困窮することもありました。

しかし、いくら生活が苦しくても月々の費用(家賃、光熱費、通信代、ガソリン代など)は必ず必要になりますよね。
なので、最終的には一番削りやすい食費を減らしていました。
それこそ、毎日もやしやキャベツばかり食べるような生活も体験しました。

つまり、パチンコというのは「負けるのが当たり前」ということです。
当然ですよね、胴元がいるのですから。

そもそも本来は、

「食べ物を買うお金もないほど困窮している人へ支給する」

のが生活保護の役割だと思うのですが、生活費としてもらったお金で生活苦の原因にもなりうるパチンコを打つって…。

順序が逆じゃないですか?しかもそのお金、税金ですよ?
と思うのが普通ではないのでしょうか。

1円パチンコなら打ってもOK?

ただ、どうしても
「パチスロ打たないと死んじゃうよぉ…!」
となってしまう、「闇金ウシジマくん」に出てくるお婆さんのような人。

闇金ウシジマくん(38) (ビッグコミックス)

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そういう人がもしいるのであれば(いないと思うけど)、たとえば

「4円パチンコと20円スロットはダメだけど、1円パチンコと5円スロットなら打ってもOK」

というような感じで、一部に許可を出すような事をするのも、いいと思います。
金銭消費をできる限り抑える意味では、有効かもしれません。

ただ、どっちにしろパチンコには変わりないからダメだろうし、店内で大人しく1円パチンコを打ち続けるとは思えません。

そもそもパチンコ打たないと死んじゃうような人は完全に「ギャンブル依存症」です。
そういう人は、生活保護よりも治療を受けるのを先にしましょう。

パチンコはギャンブルから暇つぶしへ

余談ですが、昔のパチンコは4円のみ、スロットは20円のみに限られていました。

しかし、今は多様化が進んでいて、9年ほど前から1円パチンコや5円スロットという、いわゆる「低玉貸しコーナー」と呼ばれるパチンコが普及してきました。

高レートによる射幸性を抑えて、パチンコを「金銭消費型」から「時間消費型」へ切り替えさせる目的があったことからの施策でした。

ちなみにわが家の近所にあるパチンコ店は、まさかの「0.2円パチンコ」があったりもします。いや、行ったことはないですよ。店の看板にそう書いてあるんです。

0.2円って…1000円使うだけでパチンコ玉が5000発!?
いやー全然ギャンブル性がなくて面白くなさそうだな…(笑)

今度、0.2円パチンコが流行っているのか調査してみるのも面白そうですね。

低玉貸しの人気としては、5円パチスロは微妙ですが、1円パチンコは賑わっています。
僕がいたパチンコ店では、最初は

「1円パチンコ目当てで来た客を、4円パチンコへ集客させる」

それだけのために、1円パチンコを運営していました。

しかし、あまりにも1円が人気になり、4円へ集客できなくなったので、途中からは

「1円パチンコも4円パチンコと同列に扱っていく!」

という方針に切り替わりましたからね。
そして現在は、1円パチンコの方が4円よりも高稼働になっています。

パチンコ店が身近にありすぎる?

他に思うのは、そもそも

「パチンコ店が身近にありすぎる」

というのも、生活保護者が通ってしまう原因の一つなのではないでしょうか?

日本では競馬、競輪、競艇などのいわゆる「公営ギャンブル」は、国が運営する代わりにしっかりとギャンブルとして位置づけられています。

そのため、開催する場所も限定されています。
日本全国に百も千も競馬場や競輪場はありませんよね。

ちなみにウィキペディアによると、競馬場は中央で10箇所、地方で15箇所。競輪場は全国で43箇所。そして競艇場は24箇所で、オートレース場は6箇所。

これが多いか少ないかは分かりませんが、パチンコ店に比べたらとてつもなく少ない。
パチンコ店は場所の規制もほとんどされておらず、現在は日本全国にて一万を超えるパチンコ店が運営されています。

参照:平成26年全国遊技場店舗数及び機械台数 | 全日本遊技事業協同組合連合会

しかも、これでも昔に比べてかなり減った方ですからね。
僕がパチンコ業界に入った頃は、1.4万店を超えていました。

2007年にパチスロ機が4号機から5号機に変更された影響で、店舗数が激減したんですよね。それでも一万を割っていないので、まだまだ多いと思いますが。

おわりに

だいぶ話が脱線してしまいましたが、とりあえず言いたいのは

「パチンコは(建前上は)ギャンブルではないが、最低限度の生活を超えるお金を使ってしまう恐れがある。なので生活保護を貰っている人には打たないでほしい」

ということでした。

これはもう法律がうんぬんという話よりも、生活保護を貰っている人の「モラル」の問題なのではないでしょうか。

前述したように、1円パチンコなら100歩譲って打ってもまあいいかな…?
ぐらいは思っていますが、

「あなたがパチンコ台のサンド(現金を入れるところ)に入れようとしているその一万円札は、税金から賄われているんですよ?あなたは税金で生活してるんですよ?それ自覚してます?」

と思われているという事を、常に心の片隅に留めておいてほしいです。

受給者の生活をがんじがらめに縛りたいとは思いませんが、パチンコよりお金のかからない娯楽だってあります。
必要以上にお金を使ってしまうパチンコは、やめてほしいですね。

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