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元パチンコ店員のおもひで

パチンコ店で働く、就職を目指す人の参考にしてほしいブログです

激務よりも人間関係の悪さの方が過労自殺に繋がる

仕事

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僕は「職場の人間関係がよければ、多少仕事が激務だとしても耐えられる」という主張は結構前からしているけれど、本当にそうだと思っている。

今回の電通で過労自殺してしまった人もそう。残業時間100時間オーバーは言語道断だと思うけど、職場での人間関係が良かったなら過労が原因で体調不良は起こしたとしても自殺まではしなかったのではないか。

この記事で言うなれば、(2)と(3)が満たされていれば、人は自ら意欲を持って働けるではないか。亡くなった高橋さんは東大卒だということで頭はかなり良かったのだろうし、電通という大手企業。ちゃんと下調べもしただろうし、激務や長時間労働というのは、そもそも覚悟の上だったのではないか。

僕が正社員で働いていた数年前も、長時間労働で体力的にはしんどいかもしれないけど、働く楽しさがそれをカバーしてくれる。そういう時期があった。高橋さんも、そういう状況ならむしろバリバリ働こう。そう思っていたのではないか、と勝手に想像している。やはり彼女を自殺に追い込んだのは、過労というよりは上司からの「本人の苦労を無視した叱責」だったのではないか。

亡くなった高橋さんのツイッターには、その本人の努力や苦労を無視した上司からの叱責が掲載されていて話題になっていた。高橋さん本人のツイッターは鍵がかかってしまったようで見ることはできないが、その場面で上司が高橋さんに対して少しでも労いの言葉をかけていれば、もしかしたら今回のような最悪の事態は防げたのかもしれない。

体力的なしんどさよりも精神的なしんどさの方が、確実に人間を蝕む。そしてそれに気付いておらず、気合だ我慢だ根性だと言ってぐいぐい追い込んでいく上司・会社はまだまだ沢山あるのではないか。

僕がかつて働いた派遣会社の内勤では、上司である支店長が「威張ることによって威厳を保つ」というスタンスの会社だった。部下を褒めることは滅多になく、汚い言葉で接しないと舐められると思っていたのか、口は常に悪かった。

おかげで部下(社員、アルバイト問わず)はどんどん入れ替わり、下が全く育たない状況で、部署は常に忙しく、残業が無い日なんてなく、定時で上がろうとすれば「何考えてんの?」と言われるような職場だった。しかし支店長は人がすぐに辞めていく原因を自分だとは気付かず、仕事が忙しいせいだろうと勘違いして、自らの言葉遣いやその他もろもろを改めることはなかった。

僕も4ヶ月ほどで辞めた人間だったが、正直仕事内容は嫌いではなかった。忙しいのはたしかだったが、人間関係が良ければ続ける気持ちは全然あった。僕が辞めた理由も、支店長の人間性に嫌気が差したから。仕事の忙しさよりも、人間関係の悪さの方が退職理由に繋がりやすいのだ。

僕が辞めてから2~3ヶ月後に、かつてその派遣会社で働いていた同僚と話す機会があった。話によると、その同僚含めて僕がいた時期に働いていたスタッフは、支店長以外みんな辞めてしまっていた。社員もアルバイトも。

それを聞いても、僕は別に驚かなかった。まあ当然だよねという気持ち。過労自殺とは無縁な話だけど、激務とか残業が多いとかそういうのよりも職場の雰囲気の悪さとか人間関係の悪さの方がストレスになってしまう。

はっきり言って申し訳ないが、別にどうなっていようと知ったことではない。しかし、あの支店長は健康に働けているだろうか。あまりに部下がコロコロ変わってその度にイチから仕事を教えて、その手間のせいで仕事は上手く回らない。正直、かなりしんどいと思う。経営陣はその現状を知らないのか知らないフリをしているのか定かではなかったが、部署の人員不足を解消しようと動くことは全くなかった。あの支店長もまた、被害者だったのかもしれない。

長時間労働がどうこうよりも、もっと働く人を労うことができる職場・会社が増えれば、過労自殺は減るのではないか。成果や利益を上げるのも大事だけど、部下は上司の手下ではないし、単なる駒でもない。

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