横浜にあるドヤ街「寿町」へ行ってみた


f:id:ysk_wtnb:20170205035142j:plain

みなさんこんにちは。

最近「ドヤ街」というものに興味が出てきているYoshikiです。

www.continue-is-power.com

先週に散策へ行ってきた東京の「山谷(さんや)」に引き続きまして、今回は横浜にあるドヤ街は「寿町(ことぶきちょう)」へと行ってみました。

一般の人々はあまり近寄らない、いわゆる「ディープ」な街と聞いておりますが、果たしてどのような所なのでしょうか……?

ということで行ってみました!

スポンサーリンク  

 

◆ 目次 ◆

寿町と最寄り駅

f:id:ysk_wtnb:20170205034839j:plain

寿町の最寄りは石川町駅なので、ここで降ります。

前回の山谷は東京の中心地からやや外れた場所にありましたが、今回の寿町は横浜市の中心地である石川町、関内、桜木町のすぐ近くにあります。

寿町がドヤ街になった理由

ちなみに寿町がドヤ街になった経緯としては、第2次大戦後、間もなく起きた朝鮮戦争へ米軍が参加することになり、その軍需輸送の拠点として横浜港が使われたのがきっかけのようですね。

その横浜港での港湾業務に必要な人手を確保するために寿町へ労働者を集めた結果、現在のようなドヤ街が形成されていったという歴史があるようです。

寿町と競艇場

そんな石川町駅から10分程度歩くと、

f:id:ysk_wtnb:20170205035111j:plain

「ボートピア横浜」という名の場外舟券売り場が見えてきます。ここのすぐ裏手にあるのが寿町になります。

昔から日雇い労働者とギャンブルというのは親和性(?)が高く、土曜日ということもあり、ボートピアの周辺には寿町の住人らしきおじさんたちで溢れていました。

まあ、宵越しの銭は持たないというか、本能の赴くままに「飲む打つ買う」をしてしまう人が多いのが……住人がこの寿町から抜け出せない理由でもあるでしょう。

ちなみにこの後、ドヤ街内を散策してみましたが、このボートピアとは別の違法?私設?賭博場のような場所もありました。そこでは競馬と競艇がテレビに映し出され、おじさんたちが賭け事に興じていました。

※人がたくさんいたし怪しまれると何をされるのか分からないという事で、さすがに写真は撮影できませんでした……。

寿町とお酒の自販機

そんな寿町の中へ入っていくにあたり、

f:id:ysk_wtnb:20170205040317j:plain

なるべく周辺の人々と違和感がないようにしようと思い、とりあえず冷たい缶ビールを片手に散策してみることにしました……真冬なのに(笑)。

いやー、お酒の自販機とか久しぶりに見ましたね。いまや普通の街中では見かけない物ですが、寿町では現役バリバリで稼働しているようです。

すると、自販機の近くにいたおじいさんに

「よぉ兄ちゃん、俺も寒くて身体温めたいからよぉ、100円くれねえか!?」

と声をかけられてしまいました……。まぁ、100円ぐらいならいいかと思ってあげましたけど(笑)。

寿町と簡易宿泊所(ドヤ)

さて、気を取り直して寿町を歩いていると、

f:id:ysk_wtnb:20170205040633j:plain

やはりアチコチで見かける、簡易宿泊所(通称ドヤ)の看板。

街の範囲が山谷よりも小さいので、その分ドヤの件数も少ないようです。しかし山谷より寿町の方がいいなと思ったのが、

f:id:ysk_wtnb:20170205040830j:plain

一泊あたりの値段が、山谷よりも格段に安いことです。

山谷の相場は2200円を超えるのが当たり前なのに対し、寿町の値段は写真のとおり、高くても一泊1700円程度。

ここで2000円を超えるドヤというのは、外国人観光客を対象にしてWi-Fiなどの設備を充実させている宿泊所が大半でした。

ここがその外国人も対象にしている宿の1つですね。料金は一泊2350円から。

外国人向けの宿は、山谷だったら3000円を超えます。山谷が高いのか寿町が安いのかは分かりませんが、値段はずいぶんと違っているのが現状です。

恐らく、大阪にある日本一のドヤ街「西成」と寿町のドヤが同じぐらいの値段になるのではないでしょうか。

f:id:ysk_wtnb:20170205042645j:plain

偶然ですが、出入り口が全開になっているドヤがありました。

この写真を見て分かるように、左右にズラーッと扉(部屋)が並んでいるのが一般的なドヤの特徴です。まるでネットカフェのようですね。

ネットルームマンボー|完全個室のインターネットカフェ

ちなみにこのネットルームマンボーというお店が、このドヤと同じようにズラーッと部屋が並んだ作りになっています。

都内を中心に展開しているので、気になる人は一度行ってみるといいでしょう。

寿町と激安自販機

f:id:ysk_wtnb:20170205041449j:plain

f:id:ysk_wtnb:20170205041530j:plain

そして山谷と同様に、激安自販機も寿町にはちゃんとありました。

しかも山谷での最安値が80円だったのに対して、こっちは50円と70円で売っている飲み物がありました。通常の自販機と比べるとめっちゃ安いですよね!

余談ですが、この50円で買えるはちみつレモン

ジョーブログで有名なジョーが飲んでいましたね。あ、それだけです(笑)。

スポンサーリンク  

 

寿町と昼間から飲酒するおじさん

f:id:ysk_wtnb:20170205041907j:plain

さらに路上を見渡せば、このように労働者らしきおじさんたちが座り込んで昼間から酒盛りをしている光景を、いくつか見ることができます。

※近くで撮影するのが怖かったので、遠くから撮影しています……(笑)。

ちなみに、手前にあるピンク色の建物は保育園です。

寿町と激安アパート

f:id:ysk_wtnb:20170205042157j:plain

そしてこの保育園のすぐ近くには、このように「部屋を貸します」という貼り紙がありました。家賃はというと、月3.9万円。ドヤよりは安いですね。

寿町は横浜市の中でもかなり栄えている場所の近くになりますし、値段だけを見れば月3.9万円というのは破格のお値段だと思います。

ただし、広さは四畳半ぐらいですし、築年数はかなり経過しているようですし、ここの一階は居酒屋を営業しているようで夜騒がしい……。

正直に言って、なかなか定住しづらいのではないか? という印象でした。だからこそ空き部屋のまま埋まらないのでしょう、きっと。

寿町とさなぎの食堂

f:id:ysk_wtnb:20170205043242j:plain

www.imagene.jp

寿町の中には、このように「さなぎ達」というNPO法人が運営している食堂があります。定食やカレーが300円というかなりお得な金額で食べられるようですね。

ただ、僕が行った時は営業時間外だったのか、さなぎの食堂は閉まっていました。

寿町とコインランドリー(+シャワー)

f:id:ysk_wtnb:20170205043441j:plain

また、寿町にはコインランドリーのみならずコインシャワーまであります。5分で100円ぐらいの料金設定だったはず。

とにかく、お風呂や洗濯機がなくても生きていけるのが寿町の特徴です。さすが日雇い労働者の街ですねぇ。

寿町と居酒屋(昼間から営業)

f:id:ysk_wtnb:20170205043713j:plain

f:id:ysk_wtnb:20170205043957j:plain

そして最後は、平日からバリバリ営業している飲み屋の数々。

昼間からそんなにお客はいないだろ?と思って何軒かのぞいてみましたが、バッチリ労働者らしきおじさんたちが飲んでいました……さすが寿町(笑)。

おわりに

ちなみに、寿町に限らずドヤ街の周辺には暴力団の組事務所が多いと聞きます。

実際、今回の散策中にも見るからに「それっぽい人」やそれっぽい人が乗りそうな車を寿町のアチコチで見ました。

心臓の弱い人やトラブルに巻き込まれたくない人は、ドヤ街にはあまり近寄らない方がいいかもしれません……。

以上、寿町へ行ってみたレポでした。

風の自叙伝―横浜・寿町の日雇労働者たち (野本三吉ノンフィクション選集)

風の自叙伝―横浜・寿町の日雇労働者たち (野本三吉ノンフィクション選集)

 
スポンサーリンク