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ネットカフェ難民を今まで2回経験して感じるメリット・デメリット


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僕は2017年の7月頃から生活保護を受けながら都内のマンションに住んでいる。しかし、かつて2017年の3月頃には、ネットカフェ難民として都心のネットカフェ(正確にはネットルーム)を根城にし、そこから仕事のために通勤していた時期があった。

ちなみに前回ネットカフェ難民をしていた頃の記事がこちらになる。ただしこれの前にも、2013年6月頃の上京したての頃にアパートを借りるための資金を持っていなく、ネットカフェ生活を1ヶ月ほどしていたという経験がある。ちなみにその時期に定宿にしていたのは、ネットルームマンボーというチェーン店だった。

そんな東京でのネットカフェ難民生活をこれまで2回ほど経験している僕だが、今回はそんな「ネットカフェを家として生活」していく上でのメリット・デメリットを書いてみようと思う。

ただし、今回のメリット・デメリットはあくまで「東京都心部」にあるネットカフェ/ネットルームでの話だと思って読んでいただきたい。なぜなら僕自身、これまでネットカフェ生活をしたのは2回とも都心にある店舗だったためであり、地方のネットカフェの状況はよく知らないためである。

◆目次◆

①ネットカフェ生活をするメリット

まず圧倒的なメリットだと思う点として、ネットルームはとにかく「通勤に便利」だ。なぜなら、ほとんどの店舗が駅のすぐ近くにあるからである。都内で駅徒歩1分の家を探そうとするとかなり競争率は高まるし、人気がある分家賃も高い。しかし、ネットルームならば駅周辺にたくさんあるので安心だ。

次にメリットだと思うのが、「一人暮らしに必要なものはあらかた揃っている」という点も挙げられる。そもそも最近のネットカフェ/ネットルームが「長期滞在」の顧客をターゲットにしているため、それに必要な設備、コインランドリーやコインシャワーも設置されている店舗が多い。

また、食事にもある程度困らないように、電子レンジや電気ポットが各フロアに1つずつ置かれていたりする。そして、自分の部屋にはパソコンがあり、それでテレビを視聴することも可能となっている。これらを自分で全て揃えるとなるとかなりの費用がかかるが、ネットルームにはあらかじめ揃っているのでありがたい。

ちなみに「布団はないじゃん?」と思われるだろうが、たしかに布団は置けない。しかし、最近のネットルームは床そのものが「フラットシート」と呼ばれる、硬めのマットが敷かれているところがほとんどである。通常の布団よりは硬めなので腰が悪い人は要注意だが、これなら布団いらずで横になることができる。掛け布団はブランケットが店によっては販売されていたり貸出されていたりするので、それを使おう。

②ネットカフェ生活をするデメリット

ネットルームで生活をする上でのデメリット。それは1にも2にも「お金がかかる」という点になるだろう。ざっくりと算出してみると、

  • 滞在費:74400円(1日2400円 × 31日)
  • 食費:46500円(1日1500円 × 31日)
  • シャワー費:3100円(1日1回10分100円のコインシャワー × 31日)
  • 洗濯費:3200円(洗濯300円+乾燥500円で800円 × 週4回)
  • 雑費:5000円(これは適当に)
  • 合計:132200円/月

……恐らく、このぐらいの金額に交際費や仕事をしている人は通勤費がかかり、プラスアルファの金額になるといったところだと思う。なので平均した金額として、ネットカフェ難民にはなんやかんやで月15万円ぐらいの支出があると僕は考えている。

www.continue-is-power.com

他にも参考にしていただきたい記事としては、少し前にこんな記事を書いた。これまでの2回に渡るネットカフェ難民生活の体験から、必要だった費用をあらかた算出してみたものである。計算方法はこの記事とは多少異なるが、同じく参考にしていただければ幸いであります。

③まとめとネットカフェ難民について

ここまで書いてきたことをまとめると、

  • ネットカフェ/ネットルーム生活のメリットは、駅の近くに滞在できること、一人暮らしに必要な家具家電がある程度揃っていること
  • ネットカフェ/ネットルーム生活のデメリットは、何をするにもとにかくお金がかかること

であることが分かった。正直、この生活を他人にオススメするか?と聞かれれば……オススメはあまりしたくない。やりたいなら止めはしないが(笑)。

上にも書いた、ネットカフェ生活に必要な費用は、なんやかんやで約15万円ほど。これを稼ぐのがネットカフェ難民には、そもそもハードルが高い。正社員で望んでネットカフェ難民をしている人もごく少数でいるにはいるらしいが、ネットカフェ暮らしをしている人の大多数が収入が不安定な非正規雇用だ。

これは10年以上前に「ネットカフェ難民」という言葉が社会問題になったばかりの頃の映像であるが、ネットカフェ難民になる人の収入状況というのは、この頃とほとんど変わっていないのではないかと思われる。また、2012年から原則禁止になった日雇い派遣だが、現在でも形を変えて実質的な日雇い派遣を斡旋している会社は多くある。

これは実際に僕が登録したことがある派遣会社の話だが、例えば雇用形態を「派遣」から「紹介」にすることによって派遣法に抵触しないようにしたり、月に13日以上出勤できる場合には日雇いではなくレギュラー派遣として扱う派遣会社にも遭遇したことがある。いくら13日以上出勤できたとしても、働く現場はその時によってバラバラなのだから日雇いと変わらないはずなのだが……。

まあ、そんな感じで今でも日雇い派遣というのは規模を縮小させながらも存在していて、そこで不安定な雇用、不安定な収入の労働に従事している人は多いだろう。そういった人々は、月15万円の収入ですら稼げるか分からないほどギリギリである場合が多い。しかし、ネットカフェで生活していると出費がかさむために貯金も満足にできない。このループに陥って結果的に「難民化」している人が多いのが現状である。

僕はネットカフェ難民中にひょんなことから所持金が底を尽き、結果的に生活保護受給者になった。現在ネットカフェ難民をしている人も、お金がなくなれば待っているのは路上生活だ。そうなる前に、現状に困っている人はぜひ支援団体に相談してほしいと思う。僕がオススメしたいのは、「支援団体に相談する」という方法だ。

①つくろい東京ファンド

②特定非営利活動法人 TENOHASI(てのはし)

特定非営利活動法人 TENOHASI – 池袋で、ホームレス状態の方々と出会い、つながり、安心できる生活を取り戻すお手伝いしています。私たちのつないだ手に、あなたの「手」も添えてくださいませんか?

③特定非営利活動法人自立サポートセンター・もやい

特定非営利活動法人自立生活サポートセンター・もやい | もやいは、 自立をめざす生活困窮者の 新たな生活の再出発を お手伝いします。

僕が特に信頼を寄せている都内の支援団体は、以上3つだ。それぞれに出来ること出来ないことはあると思うが、困窮している人は遠慮せずに相談してほしいと思う。

最後はネットカフェ/ネットルームの話から脱線してしまったが、ネットカフェ難民は最初こそ楽しいかもしれないが、そのデメリットは後からジワジワとボディブローのように効いてくる。だからこそ、早めに脱出するために動くことが大切だと思う。

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