30代メンヘラ無職のブログ

生活保護や派遣労働の記事が多めです


みんな生活保護制度を特別視しすぎじゃないかい?


f:id:ysk_wtnb:20180224171627j:plain

www.continue-is-power.com

www.continue-is-power.com

皆様ご存知のとおり、ここ最近、芸能人による貧困問題についての発言で炎上が相次いておりますね。

ダウンタウンの松本さんが「ネットカフェ難民は路上から」なんて事を仰っていましたけども、そこでなぜ「困窮しているなら生活保護受ければ?」という言葉が出てこないのか、僕は不思議で仕方がないわけです。

前々から疑問に思っていた事なのですが、どうも世間一般の皆さんは、生活保護制度というものを「特別視」しすぎているのではないでしょうか?

www.continue-is-power.com

過去にこんな記事も書きましたが、僕がこのブログで成し遂げたい目標は、みんなもっと「気軽に生活保護を利用できる」ような世の中にしていく事であります。それが今、このブログを更新する一番のモチベーションになっています。

なんだかんだ言ったってね、生活保護なんて「いち社会保障制度」の1つに過ぎないはずじゃないですか。まあ、今の日本では生活困窮者の頼れる制度が生活保護制度ぐらいしかないのが実情なので、貧困問題となるとどうしてもココにフォーカスが来るのは仕方がないとは思いますけど。

以前参加した生活保護に関するセミナーで、日本人は生活に困窮した時に取る行動として多いのが「社会保障制度に頼る」ではなく「借金をしてでも自分で何とかしようとする」場合が多いそうですよ。ただでさえ困窮しているのにそれを返すアテなんぞ当然なく、結果的にどんどん貧困状態に堕ちていってしまうそうです。

なぜ日本人は保護を受けたがらないのか(=捕捉率が低い)という理由には、生活保護の話をすると決まって言われる「不正受給だ!」とか「税金泥棒だ!」とか「甘えるな!」とか「怠けるな!」とか、そういった負の感情をぶつけられるのが怖いという人も多いようです。

まあ、こういう辛辣な言葉を投げかけてくる人々というのは、見ている限りだと「ああ、実情を知らないんだな……」という感じな人ばかりなので、あまり相手にしなくていいのではないかと個人的には思っているんですけども。

まず「不正受給」なんてのはたかだが全体の0.3〜0.5%程度ですし、僕は実際に毎週の火・木・土に主に生活保護を受けている人々が集うカフェやサロンによく顔を出しています。そこでは数十人レベルの受給者の方々と会うことができるわけですが、9割以上は高齢者か障害を持った方です。

僕のような30代の若者なんて割合としてはかなり少ないですし、いたとしても障害を持っていて通院している人ばかり。みんなきちんと医師の診断を受けた上で生活保護を受けているわけですから不正受給にはなりませんよ。

もし、どうしてもこの人たちに「不正受給」のレッテルを貼りたいのであれば、受給者個人ではなくて医師や保護を認めた福祉事務所に言うべきなんですよね。そこからして批判をしている人々の理屈ってのはおかしいんです。

そして「税金泥棒」という批判も的外れだと思います。高齢者で保護を受けている人の多くは、かつて労働者として汗を流していた人ばかりですし。かつて新宿駅構内にあった「ダンボール村」で生活していたホームレスの多くは、かつて東京都庁の建設に携わった人々が多かったんですよ。

若い頃に働いてきっちり税金納めていたんだから、別に年老いてから税金で食わせて貰う側になったって地獄には落ちないでしょうよ。仮にそういった人々ではなかったとしても、みんな買い物をすればちゃんと消費「税」を払っているじゃないですか。はい、これで立派な納税者ですね。

え、僕ですか? 僕はこれまで10年以上働いてきましたし、これからもちゃんと働きますよ。今は精神障害者手帳を申請している最中なので、それが届いたら動く予定です。いつまでも生活保護にお世話になれるとも思っていないし、お世話になりっぱなしでいるわけにもいきませんからね。

僕の周りにいる若い受給者というのは、こういったメンタリティを持っている人が多いですよ。例えば、僕と同年代ぐらいの元路上生活者の心臓の持病を持っている方。この人は昨年の夏から路上警備の仕事に就いて、まだ続いていますからね。そろそろ生活保護も廃止になるとか。立派じゃないですか。誰が怠けてるんだコラって話ですよ。

という感じでね、別に生活保護を受けている人というのは今あなたの隣にいる人と本質的には何も変わらないわけですよ。少し人生の階段を踏み外してしまった時期があったというだけでね。それは誰にでも起こりうる事だからこそ「生活に困ったら、気軽に生活保護を受けましょう!」と声を大にして主張したいわけですよ、僕は。

生活保護から考える (岩波新書)

生活保護から考える (岩波新書)

 

この本に書かれていた事なんですけど、イギリスでは郵便局に行けば当たり前のように生活保護の申請書が手に入るんですってよ。「水際作戦だ!」なんて違法に生活保護を受けさせないようにすることにばかり尽力している日本の行政とは大違いですね。

生活保護を申請する権利というのは日本国民なら誰しもが持っているものですから、困窮していれば堂々と申請していいんですよ。生活保護法には「申請保護の原則」ってのがあって、申請を受けたら行政側はそれを受理する義務があるんですよ。

これは口頭申請でも有効らしいので、堂々と「保護を申請します!」って窓口って言ってしまいましょう。もし不安ならあらかじめ記入した申請用紙を窓口にバン! と置いてくると。そうすれば行政は受理するほかありませんからね。

繰り返しになりますけども、日本は「生活保護」というものに何かムダに特別視しすぎていると思います。本当に。多分「保護」という名前がいけないんでしょうね。「いい大人が保護だなんて!」みたいな感じで毛嫌いされているのかもしれません。

まあ、名前なんてのはしょせん名前でしかないので、あまり身構えずにみんなどんどん申請すればいいんじゃないかな? と思います。保護の要件を満たしていれば、役所は保護しないわけには行かないですから。「生活に困窮してこのままだとヤバイ……」と思っている人は、どんどん申請用紙を出せばいいと思います。

もし「1人で役所に行くのは心細い!」と思ったら、東京の場合は「もやい」に頼るのもいいと思いますよ。申請に同行する支援もしていますし。

もやいは毎週火曜日が相談日のようなので、そこで行くと良いでしょう。分からない事があれば、何でも聞くといいですよ。

www.npomoyai.or.jp

スポンサーリンク