ネットカフェ難民に必要な1ヶ月の生活費(30代男性の場合)


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皆さんこんにちは。過去にネットカフェ難民をしていたYoshikiという者です。

これまで他の記事にも書いた事がありますが、僕は今までの人生の中で、通算約2ヶ月間ほど「ネットカフェ難民」をしていた経験があります。

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難民時代の僕が書いた記事はこちらからどうぞ。あーあ、この記事を書いていた頃はまだ楽しそうだったけど、ここから地獄に突入するんだよなぁ……(笑)。

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地獄に落ちた後の記事はこちらからどうぞ。

……まあ、結局は野宿をする前にギリギリで支援団体につながる事ができたのですが、この時は結構焦りましたねぇ(笑)。

ネットカフェという、住居ではない場所で生活するというのは、意外と出費がかさむものです。ネットカフェ難民になる前は埼玉県某所の古いマンションで生活していた時期もありましたが、やはり難民時代の方が圧倒的に出費は多くなりました。

今回はそういった実態の中から、果たして

「ネットカフェに定住しようとすると、一体どのぐらいお金がかかるのか?」

ということについて、僕の実体験をもとに書いていこうと思います。人によって金額は変わってくると思いますが、これも一例ということでお付き合いください(笑)。

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◆ 目次 ◆

①滞在費

まずはネットカフェに滞在するための費用ですが、厳密には僕は「ネットルーム」と呼ばれる、ネットカフェとは似て異なる業態のお店にいました。

ネットルームには通常ネットカフェに置いてあるはずのドリンクバーが置かれていませんが、そのぶん1日あたりの滞在費はネットカフェより安く済ませることができます。

他にも、ネットカフェの個室にはかけることのできない「鍵」をネットルームの部屋にはかけることができました。ここの料金が大体1日2400円だったので、1ヶ月滞在したとなると"約74000円"になります。

②食費

ネットルームの中で自炊はできないので、必然的に外食かコンビニやスーパーで買ってきた物を食べることになります。

幸い、ネットルームには電子レンジや電気ポットはあるので、これを使ってカップラーメンなどを作ることは可能です。

まあ、わざとそういった設備を充実させて長期滞在を狙う。というのがお店側の狙いなわけですけども……。

ただインスタント食品などに頼る生活でも、やはり1食500円程度はどうしてもかかってしまうと思います。毎食カップラーメンというわけにもいかないでしょうし……。

なので、1日1500円×30日で1ヶ月"約45000円"を食費の目安とさせていただきます。

③シャワー費

僕がいたネットルームの中には、100円入れると10分間お湯を出すことができる「コインシャワー」が備え付けられていました。

「でも10分じゃ時間が足りなくないか?」と思う人もいるかもしれませんが、実はこのシャワーはお湯を止めると同時に時間カウントも止まる仕組みになっていました。

なので、シャンプーをしている間はお湯が出るのを止めておくなどすれば、余裕で100円のみで利用することが可能です。……ケチくさいですけどね(笑)。

これが1日1回100円×30日なので、1ヶ月"約3000円"とします。

④洗濯費

僕はネットルームから仕事にも通っていましたので、最低でも週に一度は洗濯をする必要がありました。ここにはコインランドリーも併設されていて、洗濯と乾燥の両方ができました。

ただし洗濯をするには1回300円が必要ですし、さらに乾燥機を使うには10分100円程度が必要になってきます。

乾燥は大体40〜50分ほどかければ十分に乾いていたな〜。というのが体感的な僕の印象なので、1回300+500円×月4回=1ヶ月"約3200円"ぐらいになると思われます。

⑤交通費

「ネットルームから徒歩圏内のところにしか出かけません!!」

という人には必要のない項目かもしれませんが、僕もそうでしたがネットルーム利用者の中には、お店で生活しながら会社へ通勤するという人もいます。

かつて社会問題になった「日雇い派遣をしながらネットカフェで寝泊まりする」という人々も、そういう使い方をしていましたし。

そしてネットカフェ難民という生き方は、電車やバスなどの公共交通機関が発達している、東京や大阪のような大都会でないとできない生き方でしょう。

そういう利用方法から考えると、電車は最も近くても片道約200円程度かかります。1日の往復が約400円として、1ヶ月22日出勤と仮定すると、

400×22+α(休日の交通費)=1ヶ月"約10000円"程度かかるものと推測できます。

※ただし、僕は新宿区から品川区や千代田区へ仕事で行った経験もありますので、実際はもっとかかるかもしれません。

⑥その他・雑費

まぁ、他にはシャンプーなどの消耗品を切らしたり、新しい下着が必要になったりする事もあるでしょう。

人間、衣食住の満たされた生活していてもそういう物が必要になりますから、ネットカフェで生活をしていれば尚更だと思います。

そういう物のために使う費用が恐らく、一ヶ月大体"5000円"ぐらいになるでしょうか。

⑦合計

①〜⑥までにかかる費用を合計してみたところ、およそ

 

"140200円"

 

ほどかかっていた事が分かりました。

初めて計算してみましたが、14万円以上ってやっぱりかなりの費用がかかっているんですよねぇ……これはたまげたなぁ(笑)。

ネットカフェでは、きちんとした自炊ができない点や洗濯をするにしろシャワーを浴びるにしろ、何をするにもとにかくお金がかかります。なのでこのぐらいお金かかってしまうのも、まぁしょうがないかなと思います。

その中でも一番費用がかかるのは、やはり「滞在費」ですね。1ヶ月で7万円以上かかるとなると、都内のワンルームに住めるぐらいの金額になってしまいますし。

ただ、基本的にアパートなどの賃貸物件を借りる際には、どうしても「初期費用」がかかってきますね。まあ最近は「ゼロゼロ物件」と呼ばれる敷金・礼金などが無料な物件もあったりしますが、それでもやはり15万円程度はかかるでしょう。

(※ゼロゼロ物件にはまた別の問題点があるのですが、ここではその点は割愛させていただきます……。)

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おわりに

ネットカフェやネットルームのようなお店に滞在し続ける人々というのは、そういった「まとまったお金」を用意することが難しい人がとても多いです。

その主な理由は、仕事が低賃金だったり返済しないといけない借金があったりと様々ですが、共通するのは「手元にお金が残らない」という点ですね。

僕もこれまで派遣社員を約5年間ほどしてきましたが「大都会、東京!!」とは言っても、一般的な派遣社員の場合はその多くが年収240万円(月収20万円)程度にしかならないんですよねぇ……。特別なスキルを持っていれば別ですが。

その程度の収入状況では、やはり「金銭的に余裕のある生活を送る」というのは難しくなってきてしまうのではないでしょうか?

僕の場合は「精神的な病を患っていたせいで、仕事が長く続かずお金も貯まらない」という状態でした。実際、ネットカフェ難民の中にはそういうメンタルに問題を抱えている人も多くいると思われます。

結局僕もネットルームでの生活は破綻してしまいましたが、運良く何とか助けてもらうことができました。かつての僕と同じように現在ネットカフェ生活をしている人たちも、遅かれ早かれ破綻してしまう可能性が高いと思います。

家が無い「ホームレス状態」というのは、それだけ不安定な生き方なんですよね。

生活を立て直し、衣食住が揃っている生活を再開するためにも、

「自分の力だけではネットカフェ難民から脱出できそうにない……!!」

と思ったら、すぐ最寄りの支援団体などに連絡することをオススメします。都内であれば僕のオススメは「つくろい東京ファンド」か「もやい」ですねぇ。

ネットカフェ難民―ドキュメント「最底辺生活」 (幻冬舎新書)

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