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「生活保護:受給の現状と資格の要件とは?」を読んだ感想

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【書評】生活保護:受給の現状と資格の要件とは?

生活保護: 受給の現状と資格の要件とは?

生活保護: 受給の現状と資格の要件とは?

 

今回は↑こちらの本を読んだ感想になります。

総評から書いてしまいますと、すでにAmazonレビューにも書きましたが

  • ページ数少ないのに無関係なことを書きすぎ。知識をひけらかしたいだけ?
  • 都内の住宅扶助が58000円というデタラメはどこから引っ張ってきたデータ?
  • 本の最後に支援団体の紹介のようなページがあったが、そういった団体にきちんと取材していたらこんな本を書かずに済んだのでは?

はっきり言って匿名個人ブログレベル。お金払って読むものじゃなかった。後悔。

という感じで、まあ薄っぺらくて酷い本だと思いましたねぇ……。

やっぱりこういう本を出すからには数値をしっかり調べた上で書いてほしいと思っているのですが、レビューの2番めにある「住宅扶助」の金額について。

著書の文を引用すると、

①家賃扶助費

都内の主要地域では、毎月の家賃の上限は単身者で5万8千円である。

(Kindle版 105Pより)

と書かれています。

まず「主要地域って、具体的にどこ?」という疑問が湧いてきますが、とりあずド真ん中である23区だったとしても、単身者の上限は「53700円」です。

ちなみにこの著書は2016年に発行されたようですが、僕が遡って調べた限り、2002年からはずっと前述の53700円で固定されているようです。

★参考:生活保護資料

著書の中ではっきりと「単身者」と書かれていますが、念のため 2002年の都内23区での2人世帯の家賃を調べてみると、「69800円」と書かれています。

……はて、58000円にはかすりもしませんが、一体その金額はどこから出たものなのでしょうか?

細かいことかもしれませんが、生活保護制度はただでさえ批判されやすくデリケートなテーマなので、こういう部分はきちんとしてほしいと思います。

まあ、レビューにも似たようなことを書きましたが、一応全部を読んだ感想としては

「生活保護について書きたいのか、自分の知識をひけらかしたいだけなのか、よく分からない本だった」

というのが本音ですね……。

関係ない話というか、最初は関係ありそうな感じで書いているのに、急に脱線して「それ生活保護と関係なくね?」みたいな話を延々と繰り広げる、みたいな。

例えば、生活保護とギャンブル依存症の関係性について書くのかと思いきや「そもそもギャンブルとは〜」という風に脱線していってしまう感じですね。

著者のプロフィールを読む限りでは慶應大学を出ているようなので、かなり頭が良い方なのかと思います。

その頭の良さゆえに「キミの知らないことをこのワタシが教えてしんぜよう。ありがたく思いたまえフハハ!」みたいな感じで、つい余計なことまで語ってしまったのでしょう……(笑)。

とりあえず住宅扶助の金額についてだけはきちんと指摘しておきたいと思ったので、こういった記事を書いてみました。お金出して買ってもらうわけですから、的外れなことを書くなっていう話ですよ。

あと、また細かい点を突いてしまって申し訳ありませんが、そもそも「家賃扶助費」なんて名前の扶助はねーから! そういうところきちんと書け! って話ですよ本当に。

生活保護手帳 2018年度版

生活保護手帳 2018年度版

 
生活保護手帳 別冊問答集 2018年度版

生活保護手帳 別冊問答集 2018年度版

 

とりあえず、著者の永井さんにはこれらの「生活保護手帳」でも読んで、勉強し直すことをおすすめ致します。支援の現場に立っていない僕でさえ持っている(2016年度版ですが)本ですからね?

まあ、僕は当事者として制度について何一つ知らないというのは受給者としてどうなんだオイ! と思って買っただけですけども(笑)。

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